ライフちゃん
昼下がりに風も止み、雲ひとつ無い青空が広がりました。
陽の恵みを受けて、穏やかで柔らかな時を過ごします。
家族で祈りを捧げ、爽やかに、あなたが旅立ちます。
大きな円な瞳で、あなたが見つめる先には、確かな愛が在るのですね。
それは、いつもあなたの傍に在って、信頼のできる無二のものですね。
そして、微睡みながら身を任せられる、安心のできる拠り所でしたね。
優しくて温かくて、陽だまりの中に居るようで、幸せでしたね。
あなたが見て来たものは、全てあなたの為の想いそのものです。
愛は消えない想いの中で、なお名を呼び寄り添っています。
涙が教えてくれるのは、「確かな愛は、変わらない想いで傍に在って」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県岩出市 S様
告別 ライフ5歳 令和4年2月25日
チャチャちゃん
寒さ緩むと、自然と春隣を感じて、そこかしこに息吹を感じます。
にわかに曇り始めた空でしたが、まだ穏やかさの中に居ました。
いつもの愛の祈りの中を、あなたが旅立ちます。
あなたのエピソードを知り、多くの人に愛された事に目を細めます。
あなたの徳は、周りを幸せして来ましたから、皆んな心から労いをかけています。
最後にママの腕の中で、その優しさと温もりを感じながら幸せでしたね。
皆んなで虹に集まって、いつまでも楽しく健やかに過ごしてください。
地上の愛が、いつも変わらない清々しく温かい愛が、そう願います。
全てを受け入れ、迷い無く慈しんだ愛ですから、忘れる事無く偲び続けます。
涙が教えてくれるのは、「清々しく温かい愛は、菩薩のように慈しむ愛」。
合掌。
ご依頼主様 大阪府東大阪市 B様
告別 チャチャ推定6歳 令和4年2月24日
ナツちゃん
寒い冬はなお続いて、風が幽かなだけ救いでした。
冬枯れの前山に春隣を感じられずに、ただ空ろに見ていました。
遠いあの日の変わらぬ愛に見守られて、あなたが旅立ちます。
其の愛は、春のように優しくて、あなたを包んでくれました。
其の愛は、陽だまりのように温かくて、あなたを慈しんでくれました。
そんな愛を纏ってあなたは、これからも健やかに春の中に居るでしょう。
あなた達がまた出会い、幼い頃のように、戯れる景色を想います。
「ありがとう」は、遠い日よりずっと続いて、常に忘れずに来ました。
地上で愛は、愛しい日々を振り返り、祈りを捧げて手を合わせます。
涙が教えてくれるのは、「纏う愛は、春のような愛」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県岩出市 N様
告別 ナツ18歳7ヶ月 令和4年2月23日
りんちゃん
冷たい雨は、はらはらと落ちて、涙のように情景を作ります。
縺れるように野鳥は飛び交い、けたたましい啼き声が木霊していました。
愛は雨に打たれて佇み、その思いやりの中を、あなたが旅立ちます。
いつものようにいつもの処で、家族皆んなであなたを囲み見送ります。
長くはなかったけれど、一緒に居られて幸せだったと、それぞれの想いが巡ります。
無垢な愛は、愛しい笑顔を残して、凛とした姿のまま天に昇ります。
天海に架かる虹の景色は、穏やかで安らぎが在ります。
あなた達の集う姿が、美しい光の中に見えて来ます。
地に在る愛は、そこに居るあなた達を呼び、偲び続けているのです。
涙が教えてくれるのは、「無垢な愛は、凛とした姿のままで」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県紀の川市 T様
告別 りん5歳3ヶ月 令和4年2月19日