ソランちゃん
西の空はグラデーションに焼けて、細い月が横たわっていました。
冷えが戻った一日は、その終わりに更に寒さ増して行きます。
あの日と同じように、家族の祈りの中、あなたが旅立ちます。
静かな宵の空に、慟哭は渡り、あなたへの想いが横たわります。
消えない想いは、いつだって、あなたの周りに漂っています。
通じ合った想いが、虹の景色に残り続けます。
虹の面影に、思い出が鮮明に浮かびます。
あなたの笑顔を見るのが、喜びであり幸せでした。
あなたの健やかさと安らかさを願いながら、偲び続けます。
涙が教えてくれるのは、「虹の遠景に、消えない想いを伝えて」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県和歌山市 H様
告別 ソラン11歳 令和4年3月6日