SORAちゃん
空の陰りで光らない海は、白い靄に霞んでいました。
湾岸の喧騒は、いつもにも増して、慌ただしい夕暮れ時でした。
大都会の真ん中で、家族に見送られて、あなたが旅立ちます。
涙は自然とこぼれ出て、あなたとの思い出が駆け巡って来ます。
円な瞳に癒やされ、あどけない仕草に笑い、幸せな日々でした。
あなたを労い、深甚の感謝で、旅立つ姿を見届けます。
空を見上げた時、きっと、あなたに似た雲が浮かぶでしょう。
その時、あなたの面影を追って、あなたの名を呼ぶことでしょう。
愛は、消えない想いで、変わらずに接しています。
涙が教えてくれるのは、「愛は消えない想いで、面影追って名を呼んで」。
合掌。
ご依頼主様 大阪府大阪市 T様
告別 SORA13歳 令和4年3月13日